辛い時はパンクロックを聴け。こんばんは、ぶれんです。
皆さん、ライブに行ったら必ず聞く注意事項って何が思い浮かびますか?少し前までは声出し禁止やら自分の立ち位置から移動禁止なんてのはよく聞きましたが、最近ではそういった規制は無くなってアナウンスも聞かなくなりましたよね。でも今でも聞くもの、ありませんか?
「モッシュ・ダイブ・リフト禁止」です。何で禁止されてるかって?そりゃもちろん危ないからですよ。だってモッシュなんて大勢の人がぶつかりあって潰されたりするし、リフトは後ろから突っ込んでくるし、ダイブなんて人の上を転がってるんですよ?こんなのね、危なくてやっちゃいかんですよ。もっと安全に楽しくライブ見ましょうよって。モッシュダイブ禁止ですから!
サーフ(ダイブ)の解説していきます
ちなみにサーフとダイブの違いですが、自分は同じ意味合いだと思ってて実際混ぜて使われてることがほとんどなんだけど、最近SiMのMAHさん(世界一やさしい悪魔)のブログでこんな事が書いてありました。
なので本記事では正確にはサーフの解説です。
サーフって?
別の記事で軽く触れてるざっくり解説。
人の上を人が転がるやつ。
リフトからそのまま倒れるように他の人に体を預けたり自分でよじ登ったり脚を持ち上げてもらったりして人の上に乗り、そのままゴロゴロと最前まで流れていって最後はダイバーキャッチに回収されます(ダイバーキャッチがいなかったら前に流さず適当なところで下ろしてもらうか落ちる)。やってる人のことをダイバーって呼びます。カッコいいね。
今回はもう少し詳しくサーフのやり方とか支え方とか注意点を説明するってワケ。個人的にはダイバーよりも支える人が増えてくれたほうが助かりますが
注意点・マナー
これは必ず意識してほしいことなので最初にお伝えしますが、サーフは危険行為です。これはね、もう絶対に避けられない。リフトモッシュに比べたら”避けられない怪我”がどうしても起こりうる行為なので、100%怪我しないサーフは存在しないんですよ。ただね、高まったら我慢出来ないんです。自分の中の衝動を解放したらやりたくなっちゃもんなんです。感情に制御はかけられないんです。だから先に極力怪我をしない・させないための注意点とマナーをお伝えしていきます。
・落ちた人は最優先で助ける
サーフしてダイバーキャッチまで辿り着くのって意外と難しいんですよ。何でかって?土台に対してダイバーが多すぎるんです。なので土台が足りなくなって支えが足りず床に落ちるなんてのはまぁよく見る光景で。で、そこで落ちた人がいたら最優先で起こしてあげてください。助けてあげないと潰されて大怪我しかねないので。
・フロアの穴に落ちない
穴ってなんやねんって話なんだけど、↑で書いた通りサーフってよく落ちるんですよ。で助けるためにちょっとスペース空けるじゃないですか。その空いたスペースがフロアの穴です。じゃあそこに後続のダイバーが雪崩込んできたらどうなるか?地獄の始まりですよ。だから一人落ちると連鎖的に落ちていって事故の元になっちゃうんですよね。しかも結構見る光景だから困っちゃうんだこれが。
だから落ちたらすぐ引き上がる!ダイバーも落ちないように意識して転がる!お願いします!
・アクセサリーは身に着けない
特に金属製の腕時計とかネックレスはライブ前に外しておいてください。誰かを殴っちゃったり自分の首を絞めるハメになりかねんので。ピアスもやめたほうがいいんじゃないかな…ブチィってなりかねんし…
・自分で前に転がる
たまにサーフは土台が前まで運んでくれると勘違いしてる人がいますが違う、そうじゃない。自分で転がっていくんだYO。胴上げじゃないのでとっとと前に転がって回収されてきてください。
・ジタバタしない
ジタバタすんじゃねぇや!(ヤクザ) サーフしながら手足をバタバタさせる輩がたまにいますが、支えづらくなってウザいのでやめてください。前に転がりながらダイバーキャッチを目指す、それ以外の動作は不要。
・逃げない
「なんか急に上から人が降ってきた!ヤダ怖い逃げよ!」
アカン思ってたより支えるのってしんどい無理やってなるのは普通のことなので一旦離れるのは別に何も問題ない。ただダイバーが流れてきたら我慢して支えてあげてくれ!無理に持ち上げたりしなくていいの!頭を守ってそこにいてくれればいいの!サビ終わったら離れていいから!
・サーフした数だけ土台もやる
リフトもそうだけど楽しんだ分だけ土台もやるのがマナーっすよね
サーフのやり方
基本的にサーフのやり方って主に2つだと思ってます。
1.リフトからそのまま移行する
普通にリフトしてそのまま前に倒れ込んであとはゴロゴロ転がってく。着地点を決められるし土台の負担も少ないしで多分これが一番やりやすいんじゃないかな。
2.足を正面に蹴り上げて持ってもらう
どういうこと?って思われそうだけど言葉で説明するのが難しいんですよね……お姫様抱っこの3人verみたいなやつです。リフトするときって肩ポン→ジャンプ→足を持ってもらうって流れですけど、直接サーフする場合はジャンプじゃなくて両足を前に蹴り上げるんですよ。で、蹴り上げた足を土台が持てばお姫様抱っこ3人verの完成です。あとはポイッと前に投げ捨てちゃいましょう。ただこれ楽っちゃ楽なんですけど、始動がリフトとの区別がつきにくくて反射神経を求められるのと、後半は体力尽きてるので結構持ち上げるのがしんどい(泣) サビ前に肩ポンされたらこっちの可能性が高いので意識しておくと良いかも。
中柵があったらステダイみたいに柵登って飛べばいいけどそんな箱あんま無いので省きます。
ダイバーキャッチまで辿り着くコツ
サーフしてもダイバーキャッチまで辿り着くのは意外と、本当に意外と難しかったりする。なので少しでも到達率を上げるために意識してること。
・なるべく前の方で始める
フロアの真ん中辺りから始める人がよくいますが、流石に落ちる。特にアイドル現場でやったら密集度足りなすぎてほぼほぼ落ちる。なのでサーフする時はなるべ~~~~~く前の方で始めた方がいい。ダイバーキャッチまで辿り着いて初めて”快感”が得られるのでね。
・仰向け→うつ伏せ時に状況を把握する
サーフしてるとまぁ体勢が不安定になるんですよ。人の上を転がってるんだから当たり前だよね。ただ転がるときに仰向け→うつ伏せになるときは正面と下の状況を確認できるので、このときに誰かの肩を掴むなりして体勢を整えて体を下げないようにすると多少安定します。もし自分の進行先に土台がいなかったり前述したフロアの穴があったら素直に降りちゃおうね。
うつ伏せ→仰向け時はどうするのって?運ゲーだよ運ゲー
最後に
色々書いたけど正直サーフってライブで高まった結果気付いたらやっちゃってる行為だからさ、上手い下手とか無いし細かいこと気にする方がナンセンスじゃねぇ?っていうのが個人的な意見なんすよね。でも誰かが怪我してそれで騒ぎが起きちゃうともう二度とサーフ禁止!ってなりかねないから、こういうライブを守る意味でも怪我をしない・させないことを意識して楽しみましょ!
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